■ ID | 754 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | Geomorphic development since the latest pleistocene in the Arakawa and the Menuma lowland, central Japan |
■ 著者 | 石原武志
T. Ishihara
東京大学大学院 須貝俊彦 T. Sugai 東京大学大学院 八戸昭一 S. Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター 水野清秀 K. Mizuno (独)産業技術総合研究所 久保純子 S. Kubo 早稲田大学教育学部 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 7th International Conference on Geomorphology, 9 July, 2009 |
■ 抄録・要旨 | 本研究では関東平野中央部の荒川低地中・上流域と妻沼低地を調査地域として埋没地形の分布形態と堆積過程を考察した。まず、荒川低地の沖積層基底礫層(G1u)に着目して1500本のボーリング柱状図から地質断面図を作成し、基底礫層が分布する谷を河川縦断方向へ追跡した。その結果、埋没谷の側壁に三段の埋没段丘面(T、U、V)が分布することが判明した。埋没段丘は荒川低地だけに存在し、妻沼低地では確認できなかった。段丘面の勾配はT、U、V、G1uの順で増加し、T面とU面が姶良Tn火山灰層に覆われていることから、これらの段丘面が最終氷期の海面高度が低下する過程で順次形成されたことが示唆された。このような、最終氷期の海面低下に応じた埋没段丘の形成は、荒川低地上流域まで追跡できることが判明した。 |
■ キーワード | 関東平野、埋没地形、沖積層、荒川低地、ボーリングデータ、古環境 |
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